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クリスチャンの人生観

クリスチャンの人生観


何事でも、自分にしてもらいたいことは、ほかの人にもそのようにしなさい。これが律法であり、預言者です。(マタイ7:12)
狭い門から入りなさい。滅びに至る門は大きく、その道は広いからです。そして、そこから入って行く者が多いのです。(マタイ12:13)

現代は、サッカーが世界で大流行していますし、女性の間にも流行しています。しかし、このサッカーの発祥は、日本なのです。と言っても蹴鞠のことです。

日本には、「蹴鞠(けまり)」とい遊戯(遊び・遊びたわむれる事)として奈良・平安時代から行われています。蹴鞠は、8人が円形になりシカ皮の鞠を蹴り続け、地に落とさないように蹴り続け、何回続いたかを楽しむものです。鎌倉時代にも武士の間で広まりました。穏やかな遊びです。しかし、現代のサッカーは、非常に激しい競技であり、怪我することが多いいスポーツです。

日本だと穏やかな遊びの感覚なのですが、欧米の感覚は戦いの感覚であり、勝利しなければ、という感覚になってくるのです。

日テレビを見ようとしてスイッチを入れるとアメリカのいわゆる「西部劇」なる映画が放映されていました。久しぶり(中学時代に映画館で観たのが最後のように思えるのです。)の西部劇と思ってしばらく見ていたのですが、どちらが勝つかというだけのアクション映画で途中でスイッチを切ってしまいました。

戦後GHQの働きを通して、日本の文化も相当変化して、勝つことに意義があるという感覚が中心になってきています。ですから今のプーチンは、原爆をちらつかせながらウクライナと協力国に対して脅しをかけていますが、この戦争にどんな公議があるのでしょう。
昔はロシアの領土であったと主張しても歴史の上でウクライナという国になったのですから、それは、それとして認めるべきと思うのですが、ウクライナの兵士や一般人を数千人殺し、自国ロシアの兵士達も数千人を殺されていても、心が傷つかないのでしょうか。
日露戦争時、乃木希典大将は、多くの兵士を犠牲にしてしまった事の心痛を感じ責任を取ることを、当時の明治天皇に漏らすのですが、天皇は、「自分より先に死んではならない」と命じられ、学習院の院長としての職務に従われたのでした。そして明治天皇のご崩御の納骨の出発に合わせて、弔砲が響き渡ったとき、それに合わせて、割腹し命を絶ち、奥様の静子様は、夫の死を確認し、ご自分の心臓に短刀をあてて畳の上に伏し共に遂げたのでした。

彼がクリスチャンであったかは定かではありませんが、日本には、武士道というものがあり、る。武士のあるべき姿勢が述べられていて、義・勇・仁・礼・誠・名誉・忠義・克己等がしっかりしている。新渡戸稲造著の「武士道」にもよくまとめられている。

間の心の中に起きて来る欲望や感情、衝動と言った人間の醜い一面が必ず現れるものである。そのような醜い人間性に支配されないで、人間として清さが表れている生き方である。少なくとも聖書は読む人の心の中に最低限の道徳観を植え付けることでしょう。

エリザベス・サンダーホームの創始者である沢田美紀氏、また、森永キャラメルの森永太一郎氏。貧民窟の方々への援助。労働運動。農民運動。等など、弱い立場の人々を率先して助けてきた香川豊彦氏。足尾銅山鉱毒事件には農民のために奔走し、明治天皇に直訴して、生涯、渡良瀬川の治水問題に献身した田中正造氏、農業経済学者であり教育者であり、札幌農学校でクラーク師に導かれやがて東大教授、東京女子大学長を努め、国際連盟次長となり、世界と日本の為に貢献された新渡戸稲造氏。
京都の同志社大学を建てた新島襄氏。また、札幌農学校時代、クラーク師の感化を受け、キリスト様を受け入れキリスト教思想家であった内村鑑三氏。世界的に有名なヘレン・ケラー。ナイチンゲール。シュバイツァー。アンデルセン。ヘンデル。ルター。カール・ライシャワー。等々お名前を挙げればきりがありませんが、世界的に多くのクリスチャンが世界と日本の為に大きな働きをしているのです。その働きの基本は、聖書にあるのです。

このページの公開日・更新日

公開開始日 2024年8月30日